and Supply

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Googleを辞め独立し、and Supplyを立ち上げました。

Logo : Designed by Kizashi 

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こんにちは。井澤卓と申します。

2018年、3年半働いたGoogleを退社し、独立しました。

今後は自ら立ち上げた"株式会社and Supply"にて、& Supply という屋号と共に活動していきます。

会社と言っても、社員は当面僕一人だけです。

何もかもある世界一手厚い会社から、何もない一人になり、感覚的には初めて一人暮らしをするかのような気分です。
不安ももちろんありながらも、それ以上にワクワクするようなあの感覚です。

多くの独立した友人に聞いたところ、「ブログの退職エントリーはとても大事」ということを耳にしたので、せっかくなので僕も書いてみました。
独立に至った経緯、これから行っていきたいことなどを明文化したいと思います。(独立初心者でなんでも知りたい所存ですので、アドバイスあったら是非ください!)

以下、独立の大先輩であり、新卒入社した会社の同期である"市原えつこ氏が書いた独立スタートセット"の提言に合わせて構成してみました。
彼女は「大根が艶かしく喘ぐデバイス《セクハラ・インターフェース》」という変態な作品で有名なメディアアーティストなんですが、最近は変態と呼ぶには恐れ多いほど活躍されていてもはや憧れの存在です。笑

 

 

これまでの経歴について

ということでまずこれまでの経歴をざっくりと。


■Yahoo! JAPAN

僕は2011年に新卒でYahoo! Japanを運営するヤフー株式会社へ入社し、そこから3年半ほどインターネット広告の営業担当として働きました。
担当として天下のPanasonicやMicrosoft, Appleなど大手中の大手企業を担当させてもらい、広告主や代理店、会社の大先輩方にビシバシ鍛えて頂きました。

そこで社会人の基礎を学ばせて頂いたものの、独立を考えていたのもあり、Yahoo!での大手担当での仕事では、本当に自分の力でクライアントのビジネスに貢献できているのかがわからない点がジレンマとなっていて、次第に中小企業に向き合った仕事がしたいと思うようになりました。

広告予算が何十億とある大手企業に対して、100万円、50万円の広告1つとっても「生き死にかけた絞り出したお金」をやり取りしている中小企業の経営者と対峙したほうが、自分の将来的な価値に繋がると考えたからです。


■Google

そして2014年12月にGoogleからオファーを受け、新規顧客開発本部という、"The 新規営業チーム"に移り、一貫して中小顧客企業向けのデジタルマーケティング支援を行いました。

Googleでは、過去インターネットを活用したことがない企業のデジタル化、及びデジタルマーケティングを営業・運用担当として支援しました。
具体的には、顧客アプローチに始まり、ビジネスのヒアリングからマーケットの分析、課題解決施策提案、広告運用まで一気通貫したサービスを提供し、ビジネス課題に対し効果的にデジタルマーケティングを活用するための戦略構築、実行を行っていました。(あまりGoogleのイメージにはないんですが、テレアポもやり、社内で直接運用もやる割と泥臭いチームが有るんです。)

そこで在職中に向き合った企業は120社以上を超えており、多くのビジネスモデルや顧客課題に真剣に向き合ったことは、非常に大きな財産です。
営業時代数字が全く達成できず、初めて仕事で涙したりと壁に何度もあたりましたが、その分自分の成長を一番感じられた3年半でした。

プロダクトアウトでなく、自らの「顧客に提供する価値を高める」ことをチームのスローガンに、アセットの少ない中小企業がビジネスを伸ばすために何が必要なのかを考える癖、力が身についたのは今後生きてくると思っています。


Paint & Supply

また、Yahoo!所属時から、高校時代の友人土堤内と、Paint & Supplyというチョークレタリングアーティストとしての活動を始めました。
嬉しいことに、周りの友人や先輩達の支援のおかげもあり、色々なブランドやフェス、イベントから制作のオファーをもらったり、メディアに特集してもらったり、展示を企画したり、楽しみながら活動させてもらっています。

今年5月に開催された GREENROOM FESTIVAL の壁画。毎年製作の機会を頂いており、三年目の製作となる今年は、友人の G  REENANDBLACKSMITH とコラボレーションし描きました。

今年5月に開催されたGREENROOM FESTIVALの壁画。毎年製作の機会を頂いており、三年目の製作となる今年は、友人のGREENANDBLACKSMITHとコラボレーションし描きました。

もう3年も前ですが、GQで錚々たるクリエイターに並んで特集されたのが一番の思い出です。  https://gqjapan.jp/new-york-minute/fashion-snap/20151008/vol10/gallery/13

もう3年も前ですが、GQで錚々たるクリエイターに並んで特集されたのが一番の思い出です。
https://gqjapan.jp/new-york-minute/fashion-snap/20151008/vol10/gallery/13

 

起業の背景・今後取り組む事業について

今後は、デジタルマーケティングの仕事を屋台骨にしながら、自らの製作活動も増やしつつ、アーティスト・クリエイターエージェンシーの事業を始めます

アーティスト・クリエイターエージェンシーは、僕自身の会社経験と、アーティスト活動の原体験に基づき、自分がやりたいこと、やるべきこととしてライフワークにしていきたい仕事です。

チョークアートの活動は、あるきっかけを元に、高校時代の友人土堤内を「絶対マーケットがあるからやってみよう」と誘い始めた活動です。
僕がプロデューサー的な役割を担い、土堤内がデザインし、現場では二人で描くという形でチームとして動いたことが功を奏し、狙い通り色々なメディアに特集してもらったり、憧れだった会社やブランドから制作のオファーが来たり、プチ成功体験を得ることができました。

何より、「会社としてではなく個人として、僕らのものづくりに対して依頼をしてくれる人がいて、描くことで喜んでもらえ、それでお金をもらえる」という一連の体験から、「働くことの喜び」を身を持って知ることができました。
「こんな毎日が続けばいい。こんな仕事なら土日もいらない」と本気で思い、その時の充実感や高揚感は忘れられずに残っていて、この感動体験を広めたいというのが大きな動機になっています。

同時に、多くのクリエイターやアーティストが、「良い物を作れるけど仕事として成り立たない」または、「一本で生きれるほど十分なお金が稼げない」という課題に直面していることを目の当たりにしました。

その課題の根幹にあるのは、アーティストとしての成長戦略不足だったり、キーマンとの人脈不足だったり、自分の価値を上げるための交渉力不足など、物づくり以外の要因に多くが起因していることがわかりました。「長期的な戦略がないままどんな依頼も安い単価で受けてしまい疲弊し、いつまでたっても十分なお金が稼げない」など、本当に良くあるんです。

一方、僕らの場合は活動を始めた直後から色々な(しかも目立つ)仕事の機会を頂くことができ、単価もどんどん上がって行きました。

振り返ると、これは僕らのアウトプットと同じくらい、明確な「アーティストとしての成長(マーケティング)戦略」「交渉力」、そして、人脈というと軽くなってしまいますが、「企業の意思決定者やそれに近い人、デザインに責任を持つ決定者との繋がり」がとても重要だったと思います。

この物づくり以外の観点は、まさに自分が広告の営業をしていた会社経験で身につけたスキルです。そして、物づくり一本の人ではなかなか持ちえない後天的なスキルです。

この経験から、自分であれば、クリエイターやアーティストが持っていないスキルを補完することが出来、彼らの生活に貢献できると感じ「エージェンシーとして彼らをマネジメントしビジネスをサポートする」という考えに行き着きました。
僕自身も作る活動をしているため、彼らの気持ちを理解した上で架け橋になれると考えています。

今後まずは、僕自身が好きな物づくりをしていて、好きなことで生活を成り立たせようと努力しているクリエイター、アーティスト達を集め、彼らの価値を社会に提案し、商業的にも成功をさせる。そうして僕なりに社会にインパクトを出していきたいと思います。

まずは小さなステップになり、エージェンシーはマンパワーに頼るため僕一人ではスケールが出来ないことも自覚しているので、事業の拡張方法は考えながら走っていきます。

最終的には少しでも広く、「好きなことで頑張っている人が、好きなことで生活が成り立つ」世界に貢献していきたいと思っています。

 

今後のこと

長々書いてしまいましたが、今後はせっかく独立したのでまずは枠を狭めず、上記に書いたこと以外にも色々なタイプの仕事にチャレンジしたいと思っています。

なので皆さん、もし引っかかる所があれば、是非一緒に仕事しましょう!

Yahoo!・Googleでの知見を活かし、デジタルマーケティングのコンサルティングや運用等も続けていきますので、この辺りで専門家のニーズがありましたら是非ご連絡ください。
営業・運用に加えて運用教育も行っていたので、運用内製化のお手伝いなんかも貢献出来ます。

自分自身のアーティスト活動も、もう一度力を入れてやっていくつもりです。
最近自分の気分も変わってきたこともあり、チョークから脱却したり、他のアーティストとコラボレーションを増やしています。
このところあまり活動できておらず僕もブランクがあるため、Paint & Supplyの告知になり面白い案件があればコスト度外視でやっていくつもりなので、ぜひお声がけください!

オーストラリア在住のアーティストKentaro Yoshidaとコラボレーションした壁画。イラストをKentaro君が、タイポグラフィを僕がデザインし共同で製作しました。

オーストラリア在住のアーティストKentaro Yoshidaとコラボレーションした壁画。イラストをKentaro君が、タイポグラフィを僕がデザインし共同で製作しました。


問い合わせはこちらまで:takuizawa@andsupply.co

FBでも大丈夫です:https://www.facebook.com/taku.izawa1


アーティストエージェンシーに関してはまず戦略を固めて徐々に動いていければと思います。
最初は空間への提案から動いていく予定です。

まずは死なないように日々を大事にがんばっていきます!

長々と最後まで読んで頂きありがとうございました。
ここまで読んでいただいた皆様は、日頃からお世話になっている皆様だと思いますので、今後とも末永くお付き頂けますと幸いです。

引き続きよろしくお願いいたします!

井澤卓

(& Supplyのロゴは、友人の Kizashi(吉田萌) に作ってもらいました。自分では硬めかキレイ目のタイポグラフィデザインしか出来ないのであえてお願いし、型にとらわれない姿勢を表現してもらいました。)

(& Supplyのロゴは、友人のKizashi(吉田萌)に作ってもらいました。自分では硬めかキレイ目のタイポグラフィデザインしか出来ないのであえてお願いし、型にとらわれない姿勢を表現してもらいました。)